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2019年4月16日 (火)

吉野の桜

 奈良1日目、朝早く起きて電車で吉野に向かう。急行電車で48分、大和上市駅に到着。ここから宮滝遺跡に向かう。宮滝は大海人皇子と鸕野讃良皇女が隠れ住んだ場所。前回来た時に場所を知らずに車で走り抜けてしまった場所だった。改めてその場所に立ち、はるか昔の困難な逃避行に思いを馳せた。ここだったのだとしばし立ち尽くし、周囲の山を眺める。二人が見ていた景色が目の前にあるというのが何だか不思議な気がした。

 近くの桜木神社に寄る。ここは大友皇子の軍勢に襲われた大海人皇子が桜の木の陰に隠れて難を逃れたという場所。人もいない静かな境内に杉の巨木が仁王立ちしていた。境内を流れる川の清らかな流れに感動した。歴史と現実が重なる場所には独特のオーラがある。
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 吉野駅に戻り、上千本を目指す。バスは中千本の桜の中を走り抜けて山の上に向かう。途中で如意輪寺に立ち寄る。後醍醐天皇の墓所を参拝し、その数奇な人生に思いを馳せる。
 ひたすた上を目指し、再奥の金峯神社にたどり着く。奥千本の桜が満開だったが、若い木ばかりで、大木はまだまだ花芽も出ていなかかった。
 山を下って水分神社(みくまりじんじゃ)にたどり着く。やっと桜が咲く場所にやって来た感じ。境内のしだれ桜が見事だった。
 

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 さらに下って来たがお腹が空いて来たので、柿の葉寿司の店に入って昼食。広い窓から桜が見える絶景の店だった。柿の葉寿司、吉野葛、ごま豆腐のランチ。ビールがじつに美味かった。
 食後はすぐ隣の吉水神社へ。ここが素晴らしかった。一目千本の景色がまさに吉野山の桜だった。この景色を見るためにやって来たと言っていい景色。一生に一度は見て見たかった吉野の満開の桜が目の前にある。この景色の素晴らしさは写真では伝わらない。
 吉水神社は南朝の皇居だった場所。中に入ると源義経や静御前、弁慶の逸話や残された品々が目の前にある。豊臣秀吉の寄贈の品など、数々の宝物を見ることができた。素晴らしい記憶の遺産。
 

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 いよいよ金峯山寺に向かう。見たかった青不動が目の前にそびえる。蔵王権現の巨大な姿に圧倒される。前回来た時は見られなかったその像の迫力に言葉を失った。ずっと座って像を見上げていた。何か、体の中にふつふつと伝わってくるものがあった。来てよかった。
 

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 七曲を下りながら桜の風景を楽しむ。膝が痛くなるような下り坂。桜の景色が足の辛さを忘れさせてくれた。駅について帰りの切符を買う。急行だったが奇跡的に座れたのでラッキーだった。席に座った途端に眠くなるほど疲れた一日だったので、電車の揺れが心地よかった。
 

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 天気にも恵まれて最高の一日だった。ホテルに帰ってラウンジでコーヒーを飲み、夕食の場所へ向かう。夕食は昨夜と同じ旬菜「かづ」。昨夜の料理が美味しかったので再訪した次第。今日も期待通りの料理で最高の夕食になった。今日食べたのは、桜鯛の煮付け、白茄子の味噌焼、筍の天ぷら、だし巻き卵、奈良の酒。おいしゅうございました。

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