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2019年3月14日 (木)

納豆作りをアップ

Nattou

 

 

 

 

 ホームページの山里の記憶コーナーに「納豆作り」をアップした。今回の取材で最も驚かされたのは90歳で現役という加茂下琴さんの元気さだった。家内制手工業で納豆とうどんを作ってスーパーやデパートに卸している「かも食品」の創業者だった。

 

 納豆を作り始めて60年にもなるという。琴さんの昔話はとても興味深いものだった。苦労の連続だったという創業当時の話、忙しさで目が回りそうだった最盛期の話など聞いていても楽しかった。秩父に4軒あった納豆工場は今一軒だけになってしまった。

 

 

 

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 作業が始まるとキビキビと指示を出し、蒸気の管理やパック詰めの先頭に立つ。機械が古くなって動作が混乱することもあり、何度か中断する場面もあった。機械修理の電話をして、すぐに手作業に切り替える。そんな仕事の流れを興味深く見させてもらった。元気な人の話を聞いていると元気をもらうという典型的な取材だった。

 

 ムロに入れられたパックは16時間かけて納豆になる。納豆は秩父市内のスーパーやデパートに卸される。その味を確かめたくて近くの矢尾百貨店に向かった。一階の食料品売り場にあた「かも食品」の製品は小粒納豆・北海道納豆・鍋焼きうどん・生うどんの4種類、全部買っても500円だった。

 

 

 

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 自宅に帰った夜と翌日で納豆とうどんを試食してみた。北海道納豆はご飯のおかずで食べた。大粒の納豆は柔らかくて甘さがあり、粘りも強い納得の味だった。小粒納豆は納豆オムレツにして食べた。鍋焼きうどんは火にかけるだけで食べられる便利なひと品。生うどんは12分ほど茹でて掛けうどんにして食べた。腰のある麺だったが、二回目に食べた時は柔らかくなっていた。生活の中に浸透する味の商品。地味だけど日々の暮らしに欠かせない商品として愛されていることが伺えた。

 

 

 

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 60年間秩父の食を支えてきた仕事。琴さんは必死に頑張っただけだと言う。こうして続いている事それこそが味を支持されている証明だ。琴さんの納豆やうどんを食べて多くの人が育ってきた。ひとりの人間が存在し、頑張ることが多くの人に影響を与える。自分が考えるよりもその影響は大きいのかもしれない。その関係性の連鎖が社会というものなのだろう。90歳で現役、頑張る女性の姿が様々な事を教えてくれた。
 
 
 
 
 

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