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2018年12月

2018年12月31日 (月)

年越し蕎麦

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 今年もJICkYさんから年越し蕎麦が届いた。紅白歌合戦を見ながら年越し蕎麦を食べるのは本当に一年の終わりという感じがしていいものだ。近くに手打ちで蕎麦を打ってくれる友人がいる本当に贅沢な事だと思う。今日はきのこ汁を作ってつけ汁で食べようと思う。
 
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 暮れに川越のおじさんが亡くなり、29日が通夜で30日が告別式だった。そんな事情で今年はおせち料理を作っていない。毎年作ったおせち料理と年越し蕎麦を物々交換していたのだが、今年は何もなしで申し訳ないことだった。
 
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 今年も忙しい一年だった。5月の山里の記憶・原画展。山里の記憶第6巻の製作。釣りもよく行った。テニスもよくやった。カラオケは一人カラオケが平気になり、持ち歌が180曲を越えた。旅行も車でおちこち行った。紀伊半島を一周したのはずいぶん前の事のように思い出すが、まだ今年の3月の話だった。年々一年間が短くなっているような気がするが、多分気のせいだろう。そう思えるほど充実した一年だったのだと思う。
 とにかく、健康に一年過ごすことが出来たのが嬉しくありがたい事だった。
 
 新しい年はおせちなしの地味な始まりになるが、どんな一年になるのだろうか。正月休みは第6巻の校正で終わりそうだ。山里の記憶第6巻の刊行が一番の仕事になる。
 
 皆様、どうぞ良い年をお迎え下さい。
 新しい年が皆様にとって健康で楽しい一年になりますようお祈り申し上げます。
 
 
 
 

2018年12月26日 (水)

八幡様の直会をアップ

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 ホームページの山里の記憶コーナーに「八幡様の直会」をアップした。飯田八幡神社の例大祭は「鉄砲祭り」として名高い奇祭だ。八幡様から山一つ越えた耕地で生まれて育った私にとって「お祭り」と言えばこの鉄砲祭りだった。お祭りの日は学校が休みになり、わずかな小遣いを握りしめてキラキラした出店いっぱいの参道を歩くのが楽しみだった。そんな思い出の多いお祭りの裏側を取材したのは近藤須美子さん(71歳)だった。宮司の奥さんである須美子さんはお祭りの裏側を取り仕切る人で、いろいろな話を聞かせていただいた。
 
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 主に直会などの料理に関することを取材させていただいた。ひっきりなしに人がきて指示を出す須美子さんの横で邪魔になりながらも、今まで見る事が出来なかったお祭りの裏側を取材した。本祭りの昼から夕方にかけては本当に忙しくなるということで、本祭りの昼までの取材だった。本当にたくさんの人が関わってお祭りが成り立っている事がよくわかった。それぞれがお祭りにかける情熱を持ち、こうして運営されている。改めて伝統のすごさを知った。
 
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 取材を遠慮した昼からの直会の内容は以下の通り。
 社務所の台所に掲げてあったホワイトボードの本祭り当日作業一覧表。
本祭り(日曜日)食事一覧
十時  祭典直会三六人 口取り・すし折り 一合ビン、お供物、お礼 とっくり(酒)
十二時 馬関係一五人 皿、漬物、ご飯、サンマ とっくり一人一本(酒)
    氏子総代三〇人 漬物、ご飯、サンマ  警備員六人 宮司宅にて
    神楽師一二人  漬物、ご飯、サンマ 神楽殿へ
    神職  七人  漬物、ご飯、サンマ 宮司宅へ
    空砲講中・役員一九人 すし折り・一合ビン
    交通安全関係  六人 すし折り・一合ビン
    火縄銃    二一人 すし折りのみ
    空砲番安全者 二〇人 すし折りのみ
二時〜 お徒士 九人  皿、漬物、とっくり(酒)
四時〜 火縄銃・猟友会三四人 口取り、皿、漬物、ご飯、サンマ とっくり酒
後時〜 神楽師 一二人 口取り・一合ビン・漬物・サンマ 宮司宅にて
六時半〜直会 川瀬・神主後人・御輿一四人・お徒士九人・笛太鼓四人・他集まった人数
       口取り、皿、漬物、ごはん、サンマ とっくり(酒)
    氏子総代二八人・女子手伝い五人
       口取り、皿、漬物、ご飯、サンマ やかん酒
五時解散 巫女 すし折り
     一日総代 口取り、一合ビン、お礼
     警備六人 ご飯、サンマ(宮司宅にて)
五時半 安全協会へすし折りと一合ビン
関係者の食事が内容も含めて全て決まっている。この人数分の配膳、片付け、洗い物などなど目が回るような忙しさだという事がよくわかる。さすがにこの現場で取材させてもらうのは無理だ。邪魔な門外漢がいてはいけない場所だ。
 
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 お祭りの会場を歩きまわると知り合いがあちこちにいる。社務所で紋付き袴姿でいたり、御神馬係だったり、歌舞伎の舞台横だったり、挨拶して近況を話すのも楽しい。みんな心が弾んでいるから顔も明るい。お祭りだから当たり前だが、特別なハレの日なのだ。
 やはりふるさとのお祭りはいい。昔を思い出したり、屋台で焼きイカを買って食べたり、ぶらぶら歩いているだけで楽しい。久し振りに子供時代を思い出した。
 
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2018年12月18日 (火)

ひとぎ待ちの取材

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 12月17日、小鹿野町・両神の滝前にひとぎ待ちの取材に行った。取材したのは新井みとしさん(77歳)と耕地のみなさんだった。今回は6軒で8人の参加者だった。
 ひとぎ待ちとは毎年この日に行われている産土様のお日待ちで、耕地の人達があつまり、ひとぎを作っておぶすな様(産土様)に供え、直会(なおらい)をするというもの。おぶすな様は天王様、お稲荷様、お天狗様など8柱の神様が一箇所に祀られている。
 
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 ひとぎとは「しとぎ・粢」のこと。秩父の奥にはかつてこのしとぎを作る風習が数多くあった。多くはいつのまにか消えてしまったが、ここ滝前では昔ながらの形で残っていた。尾根を一つ越えた出原のお天気祭りで振る舞われるおしとぎも同じものだ。ただし、出原のおしとぎは米粉ときな粉を使った二色だが、滝前のひとぎは米粉だけで作る。
 
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 ひとぎは米粉を練って作る。味はつけない。神様に供えるひとぎは水でこねる。自分達で食べるひとぎは熱湯でこねる。ひとぎ宿は毎年黒沢マサ子さんの家が担当しており、みんなが集まったら作業が始まる。熱湯で米粉をこねるマサ子さん。こねた米粉を蒲鉾形に整形するみとしさん。米粉を水でこね、神様に上げるひとぎを作る茂美さん。他の参加者はそれを手伝う。
 出来上がった蒲鉾形のひとぎは包丁でスライスしてみんなで分ける。神様用はオセロのように丸く作っておぶすなさまに供える。
 
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 おぶすな様は尾根の上にある。男衆が注連縄を張り、掃除していた。女衆が丸いひとぎをお盆に入れておぶすな様に運ぶ。茂美さんがヤブツバキの葉を採って集める。マサ子さんが作っておいた赤飯とひとぎをツバキの葉に乗せて8柱の神様に供える。全員で二礼二拍手一礼の参拝。静かな山の中で静かなおぶすな様への参拝。
 予想に反して暖かい日だったのでみんなが「暖かい日で良かったねえ」と口々に言う。木々の間から真っ青な空が見える。暖かい日射しが差し込み、木漏れ日の中での静かな参拝が終わった。昔この地にいた人達の話が話題になる。色々な話が出るが、門外漢には何のことやらわからない。
 
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 宿であるマサ子さんの家に戻って直会(なおらい)となった。豪華なごちそうが並び、お酒やジュースを飲みながら食事になった。すごいごちそうに「まるで忘年会だねぇ」「毎年これだからねえ」「マサ子さんは料理上手だから」などと和気あいあいで話が弾んだ。
 男衆の一人、山中 栄さんがしみじみと言う「みんながいい人で、俺は脳梗塞の入院後で一人暮らしなんだけど食べ物も届けてくれるし、本当にここに住んでて良かったと思うんよ…」みんなが四方山話に興じ話が途切れない。こういう交流が隣近所をつないでいる。
 
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2018年12月10日 (月)

八幡様の直会を取材

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 12月8日と9日の二日間、小鹿野の飯田八幡神社の例大祭、通称「鉄砲祭り」の取材をした。取材したのは近藤須美子さん(71歳)で、お祭りの裏側で奮闘する姿と、直会料理についてだった。須美子さんは八幡神社宮司の奥さんで、お祭りの裏側を取り仕切っている人だった。本当に忙しい時間の中で話を聞かせていただき、知らない事ばかりだったお祭りの裏側を経験するという貴重な体験が出来た。
 
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 土曜日の朝9時に伺った時はすでに作業が始まっていた。お手伝いの人二人が慣れた手つきで野菜を刻んでいる。急に寒くなった朝だったが、そんな事はお構いなく寒風の中で手が忙しく動いている。邪魔をしないようにしながら話を聞く。毎年寒い中でやっているので、今日はまだ日が当たっているからいい方だとのこと。寒空の下、二百人分以上の料理を作るのだから忙しい作業が続く。二人が声を掛け合いながら次々と煮物を作る様子はマジックショウのようでもあった。
 
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 料理は野菜の煮物、竹輪の煮物、こんにゃくの煮物、尾頭付きサンマの炭火焼きがメインで、他にサラダや和え物など多岐に渡る。昔はうどんも手打ちで作ったのだが、今は製麺所で麺を買ってくるようだ。サンマの炭火焼きは専門に焼く人がいて、一日中焼いている。
 様々な料理はどこで誰に何を出すかが決まっている。社務所には時間毎の食事内容が人数と共に詳細に一覧表になっていて、配膳係はそれに従って配膳する。計算通りにいかない事の方が多く、現場が混乱しないように須美子さんが細心の注意を払う。
 土曜日は夕方に氏子総代30人の直会があり、そこを取材した。
 
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 日曜日は朝一番で5升の赤飯を炊き、神社に奉納する。また、赤飯をパック詰めにしてお客様用にお祭りののし紙をかける。朝からサンマ焼きがフル回転になる。この炭火焼きサンマは直会のメインでとても評判がいい。炭火焼きのサンマは冷めても美味しく、氏子総代のみんなから喜ばれている。二年続けて焼いている人の話を聞くと、サンマの匂いが二週間も取れないそうで、苦労も多いようだった。
 
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 お祭りは日曜の午後から佳境に入るのだが、裏方の取材は昼までで終わった。昼食に直会で食べるのと同じものを食べさせていただいて取材を終えた。どの料理も美味しくかったが、特に炭火焼きのサンマと白菜浅漬けのコンビが素晴らしかった。
 午後は秩父市内に用事があり、これからクライマックスになるお祭りを見ずに帰るのがもったいないようだった。秩父市内に絵を届け、道が混まないうちに急いで自宅に帰る。
 
 何としてもと急いだのはこの日は天皇杯の決勝があるからだった。決勝は浦和レッズ対ベガルタ仙台。サイスタでの最後の天皇杯にレッズが勝ち進んだ。何としても優勝して欲しい。絶対に生で見たい。本当ならサイスタに行くところなのだが、取材があったのであきらめた。
 急いだ甲斐あって6時からのテレビ放送、試合開始に間に合った。ハラハラドキドキの二時間後に「勝ったぁぁぁ!!!!みんなよくやった!!」最高の瞬間だった。レッズになって三度目の天皇杯制覇。これで来年のACLも決まった。またアジアの戦いにレッズが向かう。
 
 ありがとう浦和レッズ。 おめでとう浦和レッズ。 来年もがんばろう!
 
 
 
 

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