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2018年8月 8日 (水)

豆乳をアップ

Tounyuu
 
 ホームページの山里の記憶コーナーに「豆乳」をアップした。この取材は豆乳の作り方を聞くというよりも新井玉枝さん(81歳)の昔話を聞く取材だった。豆乳自体は「豆乳メーカー」という機械で作るので特に難しい事ではなかった。今回はたまたま機械の調子が悪く、鍋を使って煮るという手間がかかったが、豆乳は誰でも簡単に作れるものだ。それは承知の上で、玉枝さんの昔話を聞いた。
 
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 話の中で繰り返されたのは、59歳で亡くなったご主人昭八さんのことだった。どれだけすばらしい人だったか、どれだけいい人だったか、どれだけ優秀な人だったかなどなど。「あたしにはもったいない人だった…」「いい人すぎて早く死んじゃって…」そのことだけ語っても時間がたりない程だった。玉枝さんは今もまだ昭八さんとの人生を生きているようだった。
 
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 話のもう一つの柱は苦労したこと。借金の話、舅さんとの長くつらいいさかいの話、一人でやるしかなかった酪農の苦労、重度障害を持って生まれた長男の話、自分の病気の話、昭八さんが事故で亡くなった話、どれ一つを取っても、それだけで心が折れてしまうような話の連続だった。幸せな伴侶の話との対比が極端だった。聞いていて涙が出るようだった。
 占い師に占ってもらったら「あんたの不幸は生まれつきでこれからも変わらない」と言われたそうだ。もう笑うしかなかったという玉枝さんだった。
 
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 それでも、人生はなんだかんだで釣り合いが取れているものだと思う。今は健康で、畑で野菜を作ったり、趣味のカーズブでストレッチや体力作りを励んでいる。八十代の参加者は玉枝さんだけで、まだまだ若い人に負けたくないと笑う。
 苦労の多かった人生だったからこそ、これからの人生は楽しく明るいものであって欲しいと思った。
 
 
 
 

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