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2018年3月 4日 (日)

手作りこんにゃくの取材

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 3月3日、小鹿野の倉尾地区・馬上(もうえ)に手作りこんにゃくの取材に行った。取材したのは根岸左喜子さん(86歳)だった。春のような暖かい日で、約束の時間に伺うと玄関先で満開の福寿草が迎えてくれた。
 左喜子さんとは「くだげえ」の取材で同席し、その時に持参してくれたこんにゃくの煮物がとても美味しかったので、その場で取材交渉してこの日の取材が実現した次第。
 こんにゃく作りは慣れた作業だということで、生芋の皮を剥くところから取材が始まったのだが、その手際の良さに驚かされた。
 
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 皮を剥いた芋を1センチ角のサイの目に切る。三個の生芋で三キロになるという。これをお湯と一緒にミキサーにかける。粒が少し残る程度の粗さにするのがコツだという。大鍋に入ったこんにゃく液を大きなしゃもじでかき回す。火が入るとすぐに固くなる。
 固まったら火から鍋を下ろし、食用石灰とソーダで作ったアクを加える。この時、容器に残った白く沈殿したものは捨てる。液体だけを使うのがポイント。そして全体を素早くかき回す。アク合わせをするとすぐにこんにゃくは固まる。
 大鍋から木型に流し込み、両手で空気を抜くように押しつけながら表面を平らにならす。ここまでの作業がじつに手早かった。また、段取りが良く、流れるように作業が進むのが気持ち良かった。体の動きと道具の配置に無駄がなく、動作が流れるようだった。何度も何度もやっている作業だからこれだけ無駄の無い動きになっているのだろう。きびきびした動きはとても86歳には見えない確かで力強いものだった。
 
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 道具を片付けているうちに木型のこんにゃくが固まった。木型の目印に合わせて定規とナイフでこんにゃくに切り込みを入れる。三キロの生芋から十五丁のこんにゃくが出来る。ストーブの大鍋には湯が沸いていて、そこに切ったこんにゃくをひとつひとつ丁寧に入れる。このまま一時間茹でればこんにゃくの出来上がりだ。
 左喜子さんは大鍋の湯1リットルにソーダ80グラムを加えて別にアクを作る。これは、こんにゃくを袋詰めする際に一緒に充填するためのもの。このアクで袋詰めしたこんにゃくは長持ちする。冷蔵庫にはこうして作ったこんにゃくがいっぱい入っていた。
 
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 左喜子さんは料理上手で有名な人だった。この日もお茶請けにたくさんの料理が出され、どれも美味しかった。お昼だから「食べていきない…」とザルにいっぱいの手打ちうどんが出された。マシのほうれん草やクルミ、ネギ、ミカンの皮の薬味付きだ。煮物も旨かったし、うどんも旨かった。お腹いっぱいになって体重が3キロくらい太った気がした。
 料理やうどん、野菜などお土産をたくさん頂いて帰路についた。がんばって良い絵を描かなければならない。
 
 
 
 

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