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2018年1月29日 (月)

くだげえをアップ

Kudagee
 
 ホームページの山里の記憶コーナーに「くだげえ」をアップした。この行事は毎年NHKのニュースで流れるのでよく知っていた。前の長老守屋勝平さんの時に取材に行く予定が流れてそのままになってしまった経由があった。
 二日にわたる取材という事もあり、全部を伝えられるかどうか心配だった。一昨年取材した「お天気占い」の時に感じた事だが、山間地の季節行事は高齢化により、どんどん縮小を余儀なくされている。開催されているうちに描き残したいと思うきっかけになった。
 二日かけてずっと一緒に参加して初めてわかる事ばかりだった。良い勉強になった。
 
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 この取材を通して感じた事は、山間地の季節行事を残すことの難しさだった。高齢化が進み、参加者の年齢は毎年上がってゆく。今回参加した行事のあきちゃんと呼ばれている宮前明良(あきよし)さん(五十七歳)が最年少だとのこと。「毎年一番下だぃね」と笑っていた。行事長の泰男さんから聞いたが、夜の部は毎年8時からだったのだが、今年から7時にした。「みんな歳をとって遅くなるのは勘弁してくれっていうからねぇ…」というのが理由だった。おかげで夜の部の取材に間に合わなかった人も多く、苦情も出たがまあ仕方ないことだ。
 
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 くだげえは篠竹の筒をお粥と一緒に炊きあげ、竹を割ってその湿り気で一年の天気・作柄・大世を占うという神事だ。諏訪神社の筒粥神事でくだがゆとも言う。前任の長老、守屋勝平さんが「くだげえ」という名称に決めて小鹿野町の登録無形文化財とした。
 文中にも書いたが、篠竹を編む縄は昔コウゾの皮を細く裂いてなった細いヒモで編んだのだが、最近は市販の麻ひもを使っている。これも簡素化の流れだ。詳細を知っていた長老が一人去り、一人去りして簡素化が進んだという。マイナーチェンジが繰り返され、今の形になっている。神事を残すために仕方のないことだ。
 
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 本来なら神事に使う管筒作りなどは公開されるものではないのだろうが、ここでは氏子が全部やるので公開されている。「こんな所は他にないだろうね」という氏子の言葉にうなずかされた。民間伝承の民俗行事としていつまでも残ってほしいものだが、問題は多い。まだ形が完全なうちに描き残す事が出来て良かった。
 
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