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2017年12月 1日 (金)

やたら漬けの取材

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 11月30日、奥秩父・上中尾に漬物の取材に行った。取材したのは山中順子(まさこ)さん(85歳)だった。今回の取材には二年ほど時間がかかった。料理名人の順子さんを紹介してもらったのが二年前だった。その後何度も連絡を取り合ったのだが、折り合いが付かず、やっと今日取材することが出来た。
 というのも、今回取材した本人命名の「やたら漬け」はおそろしく時間のかかる漬物で、どのタイミングで取材したらいいか迷うものだった。何度も相談して今日の「本漬け」を取材することになった次第。
 
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 自分で栽培している夏野菜を収穫しながら別々に漬け込み、10月11日に全ての漬物を絞ってアクと水分を捨て、10種類の漬物を合わせる。そのまま樽に漬け込み、11月30日の今日、あらためて漬け汁に本漬けするというもの。
 野菜は10種類。キュウリ、ナス、ニンジン、大根、ゴボウ、ショウガ、ミョウガ、青紫蘇の実、レンコン、昆布となっている。レンコン・昆布以外は全て自家栽培の野菜だ。
 本漬けの漬け汁は醤油、白砂糖、黒砂糖、みりん、酢を合わせて煮立たせてから冷ましたもの。仕上げにブランデーを振りかけるというもの。本漬けして五日目に食べられるようになる。
 
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 お茶を頂きながら出されたお茶請けの種類と味に圧倒された。手作りコンニャクを使った白和え、同じくコンニャクとゴボウの煮物。キュウリの浅漬け、キュウリの佃煮、ゴーヤの佃煮、栗の甘露煮、つとっこ、きゃらぶきなどなど。
 どれも素朴で旨かった。料理名人と言われている順子さんの実力を実感したお茶請けばかりだった。お土産もたくさんいただいた。どんな料理も来た人に惜しげもなく配ってしまうのだという。「だからタッパーがすぐになくなっちゃうのよ」と笑う。
 
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 上中尾の琴平神社に参拝して栃本を回って帰路に着く。久し振りの栃本はもう冬の風情だった。相変わらず栃本関所前からの風景は美しい。
 秩父の紅葉は終わりに近づいている。集落はそろそろ冬支度に入る。正月や長い冬に向かって漬物が活躍する時期になった。順子さんの漬物蔵にはたくさんの漬物が食べる人が来るのを待っている。
 さて、五日後には本漬けの出来上がりを取材に行かなければならない。
 
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