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2017年9月 2日 (土)

「焼きじめえ」をアップ

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 ホームページの山里の記憶コーナーに「焼きじめえ」をアップした。この取材は偶然のきっかけから始まった。本当はショウガを乾燥して作るショウガ茶の取材だったのだが8月の長雨でショウガが乾く前に黴びてしまい、取材不可能になってしまった。
 その代案として浅見ノブエさん(86歳)が提案してくれたものだった。焼きじめえという聞き慣れない料理は、浅見家の家例で12月28日に作るおまんじゅうの事だった。
 
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 350年以上続く旧家に伝わる家例は数多く、その料理にも決まりがあるという。家例の料理が取材対象になり、詳しく話を聞かせていただいた。
 本家という事もあり、盆・正月には多くのお客様を迎える。昔から伝わる料理は自分の畑で作ったものを調理することになっている。多くの料理を作るために数多くの野菜を4反歩の畑で作っている。またお墓や仏壇に供える花も欠かせない。畑はよく手入れされていて、野菜や花がたくさん育っていた。
 
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 家の神様がたくさんいて、お供えは毎日8ヶ所に欠かさない。神様はきれいに掃除された神棚でとても居心地が良さそうだった。家の中にしめ縄が何ヶ所も張られている家というのは今では少ないと思う。
 畑にはお茶畑もあり、ご主人の文昭さんはそのお茶で紅茶を作っている。芦ヶ久保道の駅で販売もしている紅茶は「よこぜのおいしい紅茶」というシールが貼ってある。お土産に戴いて飲んでみたら、スッキリとした雑味のないおいしい紅茶だった。
 来年の7月に作るということなので、取材させて戴くことになるかもしれない。
 
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 旧家の家例を守ることはとても大変なことで、ノブエさんが今でもこれを続けているという事は驚嘆すべきことだ。生活習慣も変わり、昔の家例が存在意義をなくしている現代に、それを続けることがいかに大変か。本当に頭が下がる思いがした。
 「あと何年も出来ないねえ…」と言うノブエさんの言葉を聞きながら「ああ、間に合って良かった…」という思いがした取材だった。
 
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