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2017年3月 8日 (水)

海と芦雪を見る

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 今日は那智勝浦から海沿いの道をひたすら走って田辺の先、みなべ町までやってきた。
 太地町のくじら博物館から串本まで走り、大島と潮岬を回った。海沿いの道は波も穏やかで様々な港町の姿を見ることが出来た。車窓の左に常に海を感じるドライブだった。
 大島ではトルコ軍艦遭難慰霊碑に参拝して追悼した。潮岬灯台を見て車を走らせ、ナビが使えなかったので勘で紅葉屋本舗を探して訪ねた。五種類のヨウカンを味見させて頂き、ご主人の話を聞いて五種類とも購入した。今まで食べたことのないヨウカンで、帰ってから食べるのが楽しみだ。
 
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 串本の無量寺へ行く。途中の道が細くわかりにくかったので何度も迷いながらやっとの事で到着。応挙芦雪館の虎図・龍図を観た。特に芦雪の虎図は素晴らしく、夢中になってしまった。巨大な虎を描く筆の勢いや墨の濃淡など、原画でなければわからない素晴らしさを堪能した。芦雪の虎図を観るのは今回の目的の一つだった。じっくりと見ることが出来て本当に来て良かった。長沢芦雪、京都から16日かけて来て、4ヶ月滞在中に膨大な数の襖絵を残した応挙の一番弟子。45歳という若さで世を去った天才絵師。その技をこの目に焼き付けることできた濃密な時間だった。やはり絵は本物を見なければわからない。
 
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 無量寺で時間を使ってしまったので遅くなってしまった。白浜に取る予定だった宿が満室だったため、みなべ町まで走らなければならなくなったので急ぐ。
 今日の宿も夕食はなしで予約したので、途中の田辺で食事をする。駅前の宝来寿司に入って地元ならではの料理を聞くと「ひとはめ寿司」と「あがら丼」という答え。ひとはめとは、ひろめという海藻のこと。ワカメより幅広で柔らかい海藻で作る巻き寿司とのこと。あがらとは私達という意味で、店の自慢丼とのこと。本日はふっくら太刀魚丼とのことで、その二つを注文する。
 
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 ひとはめ寿司は芯に〆鯖が入っていて、柔らかくかみ切れた。噛んでいるうちに海藻とご飯と鯖が一体になる巻き寿司だった。太刀魚はふっくらと柔らかくアナゴ丼のような味だった。 
 こうしてその場所ならではの料理を食べるのが旅の醍醐味で、旅館の夕飯がいくら豪華でも代えがたい。
 今日も目と舌で南紀を楽しんだ。明日は何が待っているのか……。
 
 
 
 

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