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2017年3月10日 (金)

高野山から吉野山へ

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 朝6時から宿坊の勤行に参加した。雪が降っている朝の本堂は本当に寒かった。ストーブはあるのだが、ストーブの周りは外国人に占領されて近づけない。寒さに耐える勤行、これも修行のひとつだとあきらめる。雪で真っ白になった庭が美しかった。白い庭を眺めながら入れ立てのコーヒーが飲めたのは嬉しかった。
 
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 朝食は部屋で精進料理。簡素だがおいしい精進料理は、お坊さんではなくて調理師さんが作っているとのこと。ひとつひとつを味わって食べる。
 9時にチェックアウトして奥の院の参拝に向かう。雪が残った奥の院は寒かった。杉の巨木が林立する墓所には戦国武将の墓から歴代将軍、戦没者、政治家、企業家などなどの墓が所狭しと並んでいる。巨木に囲まれた聖地は時間と歴史がないまぜになった不思議な空間だった。
 今も弘法大師が住んでいるという燈籠堂は厳粛な中で護摩が焚かれていた。護摩木を求め、心願成就の願いを記入する。明日の朝に焚きあげていただけるとのこと。1200年続くという歴史が今目の前でも展開していることの不思議さと自然さに驚かされる。
 
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 何だかいろいろ考えさせられた奥の院参拝を終え、一路吉野山を目指す。途中のドライブインで柿の葉寿司を求め、休憩がてら食べる。鯖と椎茸を3個ずつで700円。柔らかい酢飯がおいしかった。柿の葉の香りは特になく、防腐効果を求めてのものなのだと知る。あちこちに柿の葉寿司の看板があるので、名店で食べたらさぞ旨いものなのだろう。
 
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 吉野山に来たのだが、駐車場がなくて困った。道は細くすれ違うことも難しい。上へ上へと走ったらいつもまにか奥千本の看板まで来てしまった。細い道を引き返し、前千本の駐車場に車を停めて、歩いて金峯山寺に向かう。吉野は歩く観光地だ。見渡す山々は桜で埋まっている。残念ながらまだ桜は咲いていないが、咲いた姿を想像しながら歩く。これはこれで楽しい。桜の季節はさぞ見事だろうが、この細い道に何十万人もの人が押しかける事を考えるとぞっとする。絶対車で来ない方がいい。
 
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 金峯山寺は圧巻のお堂だった。残念ながら蔵王権現のお姿は拝観できなかったが、堂内の様々な仏像が時代を感じさせてくれた。また巨大な柱に手を触れるだけでも歴史を感じる事ができた。役行者が開祖という修験の聖地。南北朝時代には南朝の御所だった場所。後醍醐天皇の怨念を静めている場所。想像するのも難しい歴史がここにある。
 そんな場所に普通に生活している人がいて、明るい土産物屋のおばちゃんがいる。観光地として見るのか、歴史の生きた教科書として見るのか……奥が深い。
 
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 今日は吉野温泉元湯に宿泊する。さすがに疲れが溜まっているので、ぬるめの温泉にゆっくり浸かって疲れをほぐす予定。周りに何もない一軒家なので、夕食もここで食べることにした。さてどんな夕食になるか楽しみだ。
 
 
 
 

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