2017年2月23日 (木)

絵と本を届ける

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 22日(水)秩父に絵と本を届けに行った。
 「鹿煮」の絵を届けたのは大滝の磯田守弘さんで、奥さんも一緒に絵を見て喜んでくれた。お茶を飲みながら、狩猟で一日二頭の鹿を捕った話や、セッコクとイワマツを採る話、栃餅のアク抜き用の灰作りの話などで盛り上がった。いつもながら話が楽しい。奥さんが作ってくれた栗あんのおまんじゅうが旨かった。すっかり話し込んで帰ろうとしたら本を5冊も買ってくれたので嬉しかった。
 
 この日は、東秩父村の小久保金太郎さん→秩父市内の藤村書店→小鹿野の村上書店→ななたき→小鹿野図書館→塩沢の坂本好房さん→野沢の野田自動車→三十槌の磯田守弘さん→大久保の千島敬子さんと回った。絵を届けたり注文された本を届けたり、本の在庫確認をしたりお礼を伝えたりと忙しい巡回だった。
 
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 金太郎さんからはカブの千枚漬けを頂いた。好房さんからはつきこんにゃくと甘柚子を頂いた。守弘さんからは栗あんまんじゅうを頂いた。敬子さんからはでえらと柚子ケーキを頂いた。頂いたものでクーラーボックスがいっぱいになってしまった。みな珍しい食べ物ばかりで、また太ってしまうのは確実だ。嬉しい事だが困った事でもある。なかなか痩せられない。
 
 いろいろな人といろいろな話をして疲れた。240キロほど走って帰宅したのだが、帰ったらグッタリしてしまった。いろいろな意味で、やっと一段落したような気分だ。
 
 
 
 

2017年2月21日 (火)

鹿煮をアップ

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 ホームページの山里の記憶コーナーに「鹿煮」をアップした。
 鹿煮は鹿肉のどんな部位でもおいしく食べられる画期的な料理法だ。料理法といっても、四時間煮続けるというシンプルなもので、どの家庭でも簡単に出来る。狩猟や害獣駆除で獲れた鹿の肉をおいしく食べる最高の料理法だと思う。
 
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 鹿煮は他の料理に転用できるのがすばらしいところだ。鹿ストロガノフ、鹿カレー、鹿ラーメン、鹿パイ、鹿ボルシチ、鹿大和煮などなど、なんでも転用できる。ジビエというよりは柔らか肉素材として使える。多くの人は鹿肉は食べ方が限られていると思っている。ところが、この料理はどんな食べ方にも変えられる。敬遠している人にも是非試して欲しい料理だ。
 
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 この取材の時に守弘さんが見せてくれたものがある。角が後方に折れ曲がった奇形の鹿頭骨見本だ。まれにこういう鹿がいるというが、こうして頭骨見本を残して置かなければその実体はわからない。猟師の間では知られている事でも一般的には未知の領域だ。
 ソロッポという角がまっすぐでヘラ状になった鹿もいる。長年猟師をやってきた経験の中でも数少ない個体だったという。どうしてそういう個体が誕生するのかわからないという。
 
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 守弘さんはスケルトンという動物の頭骨見本製作の名人だ。昔は多くの人に頼まれて頭骨見本を作ってあげたという。家の猟師小屋にはたくさんのスケルトンが並んでいる。じっくり見ると鹿・猪・熊それそれの特徴がよくわかる。個体毎の違いもよくわかるので面白い。真っ白く仕上げるのがポイントだという。いろいろな方法を試行錯誤した結果、これだけきれいなスケルトンが出来るようになった。
 いつか、スケルトンの取材が出来ればいいなあと思う。
 
 
 
 

2017年2月18日 (土)

味噌作りの取材

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 2月15日から17日まで二泊三日で味噌作りの取材をした。取材をしたのは小鹿野町の「手前味噌の会」倉林昌子さん(70歳)だった。
 10年ほど前から味噌作りを始めたという手前味噌の会。公民館の活動から始まった味噌作りは評判を呼び、年々会員が増え、今では60人もの人が参加している。8人一組で11回の仕込みを行うという。今回取材したのは倉林さんがリーダーで行う8人グループの味噌作りだった。
 
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 一日目は米と大豆を洗って水に浸ける作業。二日目は米を蒸して麹を作る作業。三日目は大豆を煮る作業と麹の切り返し。四日目に全てを合わせて味噌の仕込み作業。
 二日目から四日目を取材した。8人の参加者は皆さん慣れたもので作業はとてもスムーズに進んだ。横で見ているだけだったがすごい勉強になった。「こうじ君」という麹を作る機械の素晴らしさ。塩分濃度11%を算出する計算式の妙。作業一つ一つを確認する厳しさ。
 何組ものグループが使うため、道具の管理と洗浄に最大限の手間をかけるメンバー。偶然にも暖かい三日間だったが、通常であれば寒風吹きすさぶ中で行う冷たい水を使った洗い事は大変な作業だと思った。
 
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 何より楽しかったのは休憩のお茶のみタイム。料理自慢のメンバーが持ち寄ったお茶請けがズラリと並び、その作り方、味わいなどなど話に花が咲く楽しい時間だった。見たことも食べた事もない料理が出て来るので、それだけでも楽しかった。取材対象になるものもたくさんあったが、今回は味噌の取材なので横道にそれるのは遠慮した。
 
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 さてさて、家に帰って取材ノートをまとめてみると困難さが見えて来た。情報量が多すぎる。三日間の内容を書くだけで紙面が一杯になってしまう。嬉しい悲鳴だが、それだけで終わっては何のための取材だったのかわからない。これから取捨選択をくり返し、練り直して文章にしたいと思う。
 それにしても二泊三日の取材というのは初めてで、たくさんの人に会うことが出来た。高校時代の友人と44年ぶり飲んだり、本の注文をしてくれたたくさんの人に本を届けることも出来た。楽しく充実した三日間だった。
 
 
 
 

レガシィ24万キロ

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 愛車レガシィの距離メーターが24万キロを超えた。
 2002年、日韓ワールドカップの年、さいたまスタジアムが開業した年に走り出したレガシィだった。この15年間、本当に様々な場所に出かけた。
 
Trip
 
 瀬音の森の行事、イベント、森林ボランティアは全部この車で道具を運んだ。釣りでは東北一帯を走り回った。東日本大震災の面影画ボランティアでは生活道具一式を運んでくれた。北海道の旭川まで木を倒しに行ったこともある。今でも毎週秩父まで往復して山里の記憶を支えてくれている。
 よく走る車だった。スピード違反で捕まったことも何度かある。速く安定した走りはドライブを楽しいものにしてくれた。ロングドライブも苦にならなかった。故障もなくずっと走り続けてくれた。もう体の一部のようになっている。車で寝たことも何度もある。
 
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 そんなレガシィにも徐々に衰えが出て来た。ナビはとうに役立たず。ドアミラーが動かなくなって手動になってきた。CDの音が割れるようになってきた。リアハッチバックから水漏れするようになってきたし、去年は車軸を取り替えるところまでやった。
 4月の自動車税、6月の車検、タイヤの摩耗などなどを考えると、そろそろお別れの時期が来たのかと思うようになった。自分がもう63歳になった事を考えると、昔のようにブイブイ走る事もないし、荷物を運ぶこともなくなった。コンパクトカーで安全運転に徹する年齢になってきたという事もある。年金生活になって燃費の悪さも気になるところだ。
 
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 それでも15年間一緒に生活してきたことが消えない。本当によく走ってくれた。感謝の気持ちが徐々に大きくなって愛おしくなってくる。
 思い出ドライブをして最後のお別れをしようかと思っている。
 
 
 
 

2017年2月10日 (金)

本を届ける

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 月曜日は出版社でサイン本作り。火曜日と水曜日は自宅でサイン本作り。木曜日はモデルさんへの寄贈本の発送作業と注文を受けた本の梱包と発送を終わらせた。
 そして今日は朝一番で秩父へ本を届けに行った。山里の記憶でお世話になっている人たちに注文されていた本を届け、パンフレットを置かせてもらった。
 
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 まずは吾野の大野自動車さん。いつもここでガソリンを入れて秩父に向かう。何人かのモデルさんを紹介してもらったのが縁だった。ここでは本を3冊購入してもらった。
 次は秩父市内の喫茶タカノ。いつもポスターを貼らせてもらっている。今までの本は全部買ってもらっており、店内で読めるようになっている。
 
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 ムクゲ自然公園の長谷川さんには展覧会や講演会などでお世話になっている。全種類の本が買えるように置かれているのでありがたい。今回もたくさんの本を置いてもらった。
 
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 昼はいつものまる銀たじま。同級生の店主と釣りの話をしながらいつものミニ親子丼&うどんセットを食べる。
 
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 午後は両神を回る。薬師の湯直売場に友人を訪ねたが留守だったのでパス。小森の野田自動車でパンフレットを置かせてもらう。ここでは来週の味噌作り取材の打ち合わせ。その後、味噌作り現場の下見と取材を少し。来週は三日連続で通わなくてはならない。
 
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 その後、兄の家に行き本を4冊届けた。そのまま皆野を抜けて本庄の櫻井さん宅へ行く。友人分と合わせて7冊の本を届けた。写真展の話で盛り上がり、たくさんの野菜をお土産に頂いて帰路に着く。
 
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 一日秩父を走り回って本を届け、お礼を伝えた。他にもたくさんのお世話になっている方々がいるのだが、全員はとても回りきれない。とりあえず最低限の挨拶回りだった。
 
 
 
 

2017年2月 7日 (火)

本が出来た

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 山里の記憶・第五巻が完成した。6日の朝10時に同時代社に行くと、倉庫のテーブルに真新しい本が積み上げられていた。
 出来上がった本を最初に見るのはドキドキする瞬間だ。今回は表紙の色で色校正で変更したのでとても心配だった。出来上がった本は思った通りの色味で出来上がっており、ホッと胸をなで下ろす。
 次は絵の色を見る。校正時はオンデマンド印刷なので色が濃く出る。しかし、本刷りはオフセット印刷なので色が薄くなる。出来上がりを修正する事はできないので、祈るような気持ちでページを開く。少し薄いくらいで上々の出来上がりだった。良かった。
 
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 テーブルの上に積んである本にサインをする。出版社にもサイン本の注文があるので、それに対応するためだ。今日は90冊の本にサインをする。
 前回まではさほど苦痛に感じなかったサイン本作りだが、今回は苦労した。筆を持つ手が震え、思うように文字が書けなくなったからだ。年齢のせいなのかテニスのやりすぎなのか、とにかく手が震えては筆で文字は書けない。手を休ませながらそれでも頑張ってサインを書いたが、全部終わるのに5時間かかった。流麗な文字にはほど遠い金釘流の文字になってしまったが、今の時点ではこの文字が精一杯だ。
 
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 疲れ切ってしまったので池袋で行きつけの店に寄って一杯飲んだ。店の人も本の完成を喜んでくれ、さっそく注文が入った。明日には家で100冊のサイン本を作らなければならない。
 疲れた体にむち打って、もうひと頑張りしなくては。
 
 
 

2017年2月 6日 (月)

写真展を見に行く

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 6日、六本木から東京ミッドタウンまで歩き、富士フイルムフォトサロンで開催されている写真展を見てきた。写真展は、NHK学園生涯学習写真展で、友人の櫻井さんが入選したということで見に行った次第。
 作品は「情報研究社賞」をとり、会場の正面に掲示されていた。甘酒まつりという作品で秩父の甘酒祭りのひとこまを切り取ったもの。甘酒をふりけるしぶきが舞う瞬間を撮したものだった。甘酒のしぶきがまるで生き物のように踊る瞬間を撮してあり、お祭りの喧噪がそのまま写し出されている作品だった。
 
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 毎年出品しているのを見ているが、年を重ねる毎に切れ味が増してくる。自分も絵を描くという作業をしているので、日々研鑽しているつもりだが、こうして友人が成長する様を見せつけられると自分の努力が足りないことを痛感する。
 まだまだ先は長いし、奥も深い。自分も頑張らなくてはと反省させられた。会場に掲示されている作品はどれも素晴らしかった。違う世界の作品群を見ていると、別の視点で自分の絵を見ることがで来そうで楽しい時間だった。
 
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2017年2月 3日 (金)

毒吐き

 どうにも我慢できない事があり、毒を吐くことにした。
 
 イライラした気分を続けるのは体に良くないので、文字にして吐き出し、ストレスを発散する。まったくの私見なので笑って読んで欲しい。
 文科省の天下り事件だ。巧妙に仕組んだ組織的な天下りシステムが発覚した。政府は全省庁に調査を広げると言っているが、どうやら尻すぼみに終わりそうだ。補助金を与える見返りに天下りを送りつける。なんという浅ましい役人根性。
 
 この国の病巣はイデオロギーでも政治家でもない。左翼だろうが右翼だろうが表に立つ政治家などはお飾りにすぎない。自民党だろうが民進党だろうが共産党だろうが大した変わりはない。選挙で選ばれる人は選挙に落ちればただの人だ。そこには多少偏りがあろうが国民の意思が反映される。自主浄化作用がある。
 しかし、絶対に国民が手を出せない人々がいる。公務員という隠れ蓑で守られた役人だ。彼等は陰で政治家を操り、自分達の思いを実現する。不逞役人は国民のためや都民のためではなく自分達のための施策を作り続ける。本来公僕であるはずの彼等が自らを含む集団のためにしか動いていないとすれば、それを指導修正する方法はない。
 昔から公務員の汚職は国を滅ぼす元凶となっている。今の日本もその方向に走っているとしか思えない。マスコミなどは操られ放題だ。政治家の権力が全ての元凶などと書いている時点で笑ってしまう。
 
 昨年の夏、都知事選で久しぶりに期待できそうだと小池百合子さんを応援した。小池さんが都政のブラックボックスの闇に光を当てたいと言っていたのを応援した。今、そのブラックボックスが内田元幹事長を中心とする自民党都議団という認識が出来ているが、その辺はどうかと思う。図らずも露呈した豊洲市場の盛り土問題。責任者がわからないという信じられない検証結果に、ああやはりそうかというあきらめにも似た感情が湧いた。
 石原元都知事の側近だった浜渦武生さんがテレビで証言しているのを見て確信した。百条委員会で浜渦さんを弾劾したのは自民党のように見せかけた都の官僚達だ。浜渦さんが財政改革のために都の外郭団体を減らしたことが彼等の天下り先を減らすことになった。それを防ぐ為の百条委員会だった。内田さんは都の官僚に操られていたに過ぎない。見返りに与えられた小さくない権力がブラックボックスだとすればそれは違う。告発という名で荷担したのが朝日新聞とくればセットで理解出来る。
 
 小池さんが戦うべき相手は都の官僚なのだが、これは正直戦いにならない。相手が具体的にいないからだ。彼等は実体がない。盛り土の責任者がわからないという現象がそれだ。
 戦争中に大本営という組織があった。日本の病巣は今も同じような形で存在している。公務員という安全地帯で自らは傷つく事なく粛々と自分達のための法律を作る。お飾りの政治家を争わせ、矢面に立たせ、世間をあざむく。失敗しても誰も責任をとらない組織、それが大本営だ。うすうす気がついていても誰も手が出せない。手を出せばあっという間にスキャンダルまみれになり、マスコミから集中砲火を浴び、表舞台から消される。実体がないから何とでも言い逃れが出来るし、批判の矛先を向けようがない。
 
 大本営のような組織に忠誠を誓う人間が一丸となって自らの組織の拡大と税金奪取の競争をする。そこには国民の姿も都民の姿もない。彼等に見えているのは自らの組織の大本営だけだ。粛々と世代を交代しながら拡大し堅固になってゆく内向き組織。
 自らの予算で作った研修施設は年間10日しか使っていなくても、空いた日を他の省庁には使わせない。そんな小さな事でも既得権を主張し、折れることは負けと信じる縦割り組織。それはもはや宗教に近い。融通も強調も国益もまったく眼中にない。官僚を先頭に日本丸を運営する腐った役人集団。省という名の国が他国(省)と争っているようにしか見えない。その縦割りは、国から地方自治体まで共通して内向き組織だ。
 
 日本だけではない。中国や韓国も同じだ。しかし、日本人として日本という国の将来を考えたとき、絶対に中国や韓国のようになってはいけない。何としても自浄作用が働くように改革しなければならない。しかし改革する方法はない。彼等に自浄作用を求めるのは無理だ。
 かすかに望みがあるとすれば、若者の反逆だ。内部告発が出るようになれば変わる。SNSという新しい武器を使い、自ら情報を発信する若者が増えれば状況も変わるかもしれない。
 公務員にもすばらしい人が多い。優秀な人々が集まっている組織も多い。そういう人たちが
「これはおかしいだろう」という事をどんどん発信すれば変わるかもしれない。小さな問題でもおかしい事は是正しようとなれば流れは変わる。公僕としてあるべき姿に変わる。
 
 63歳のおじさんは若者に期待している。我々の世代はもうだめだ。老人の言うことが最優先されるような日本であってはいけない。腐りきった組織を叩きつぶしてくれ。
 
 

2017年1月27日 (金)

鹿煮の取材

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 1月26日(木)氷柱で有名な大滝の三十槌(みそつち)に「鹿煮」の取材に行った。取材したのは磯田守弘さん(72歳)だった。守弘さんは長く大滝村の助役をやり、その後は町会長を三期六年務めた人だ。趣味は狩猟で、猟師歴は53年にもなる。
 前回取材した時にスケルトン(頭部骨格標本)の作り方を聞いた。今回は鹿肉をおいしく食べる方法を取材した。守弘さんは長く狩猟をやって来たので、様々な食べ方を工夫してきた。その中で、この食べ方が一番飽きなくて多くの人に喜ばれる食べ方だという。
 
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 前回の取材時にこの「鹿煮」を頂いて、その旨さに驚かされ、再度の取材を申し込んだものだった。とにかくクセがなく、柔らかく旨い鹿煮で、他の料理にも使えるという優れものだ。
作り方を取材して、多くの漁師さんが悩んでいる鹿肉消費に少しでも貢献できればと思ったのがきっかけだった。鹿肉はおいしい部位が限られているし、食べ方も限られているというのが今までの印象だった。しかし、この方法で調理すれば、様々な料理に転用できる広がりを持つ。新しい鹿肉料理につながる可能性が大きい調理法だ。とても楽しみにしていた取材だった。
 
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 解体した鹿肉。部位は肩肉、足肉、筋肉など刺身やたたきで食べない部位を4時間煮込むという単純な調理だ。しかし、解体時に手を抜くとおいしい鹿煮にはならない。守弘さんがその手順を解説してくれた。猟師ならではの技が駆使されていて興味深い話だった。詳しくは本文に書くとして煮る場面から取材が始まった。
 自宅裏の薪ストーブはグラグラと大鍋の鹿肉を煮立たせる。横のヤカンでは湯が沸いていて、煮汁が少なくなると熱湯をいつでも足せる状態になっている。これで4時間煮る。最初のアク取りが大変で、それを怠ると味が悪くなる。アクが出なくなったら大量の生姜とニンニクを入れて煮る。ショウガが入ると急に食べ物らしい香りになるのが面白い。
 
 昼には奥さんが手打ちうどんを作ってくれた。牛蒡の天ぷらが旨い。「地の牛蒡だから香りが違うでしょ」と奥さん。パクパクとお代わりしてしまった。
 守弘さんの話がとにかく面白い。文に書けないような話ばかりなので困ってしまった。
 
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 煮込むにつれてニンニクは溶け、ショウガも飴色になる。鹿肉はホロホロと軟らかくなる。4時間煮て少し休ませて味付けをする。みりんをお玉三杯、醤油を一杯。これだけが味付けだからとても薄味の鹿煮になる。冷めたら出来上がりだ。薄味で柔らかい鹿肉はどんな料理にしてもおいしい。もちろん、このまま食べてもおいしい。
 巨大なタッパー二個にいっぱいの鹿煮を頂いた。近所や知り合いに配って食べてもらおうと思う。まだ雪が残って寒い大滝だったが、温かい鹿肉は最高のお土産になった。
 
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2017年1月25日 (水)

絵を届ける

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 1月19日、秩父に絵を届けに行った。正丸峠を越えた瞬間に雪景色になってビックリした。先日降った雪が北側斜面にびっしりと残っていて運転も急に慎重になった。
 絵を届けたのは中澤千代さんで、紹介者の櫻井さんも交えて楽しい時間を過ごした。千代さんは絵をとても喜んでくれた。
 お茶請けにたくさんの料理が出て、お茶を頂きながら味わった。また、お土産にもたくさん頂いた。千代さんが飲んでいる「ふれあいの水」を6リットルも大きなペットボトルで頂き、車に積み込んだ。これはおいしい水なので料理や紅茶に使いたい。ありがたいことだ。
 
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 昼はいつもの「まる銀たじま」で店主と釣りの話などをしながらミニ親子丼とうどんセットを食べる。寿司職人の息子が東京から帰省していて、仕事を手伝っていた。この親子は本当に仲が良く、見ていて楽しくなる。
 昼食後、両神の薬師の湯直売場へ行く。薬師の湯はレジオネラ菌が出て営業停止になっており、直売場は客が減って大変だと嘆いていた。レジの友人に新しいモデルさんの候補を教えてもらい、連絡する。ツルを使って籠を編む人なのだが、鹿がツルを食ってしまうので仕事が出来ないと嘆いていた。今年秋にツルがあればやってくれるとのこと。鹿の食害がそこまでひどいかと暗澹たる思いになる。秋までにツルが残っていてくれますように。
 直売場でこんにゃくと椎茸を買う。
 
 午後一番で薄の湯元さん宅に伺う。湯元さんは猟師さんで西秩父猟友会の会長をやっていた人だ。イノシシ肉の良いのが獲れたので近くに来たら寄ってくれと言われていた。
 奥さんもきさくな人で、お茶をいただきながら四方山話をする。今年はイノシシが獲れず、鹿も獲れないとのこと。寒の時期を過ぎないと本格的な猟は出来ないので、今は休んでるとのこと。昔の話などをいろいろ聞かせてもらい楽しい時間だった。
 頂いたイノシシ肉は脂もたっぷり乗った上等なもの。小菅の山小屋で焼肉に出来そうだ。
 
 山里の記憶・第五巻の最終校正がまだ終わってないので、急いで帰る。秩父に来るといろいろな用事があるので一日かかってしまうのだが、今回は早めに終わらせて帰路に着いた。
 
 
 
 
 

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